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女性には少ない痛風 しかし油断は禁物!

 

平成28年国民生活基礎調査によると痛風の通院者率は男性50代で26.3%、60代では36.8%、女性は50代で0.8%、60代では1.1%と年齢が上がるにつれて男女ともに罹患リスクが高まっています。

女性ホルモンのおかげで女性には少ない痛風
しかし油断は禁物!

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痛風の患者は、圧倒的に40~50代男性に多いのが特徴です。というのも、女性の場合は女性ホルモンが尿酸の排泄を増やす役割をするため、尿酸値が高くなりにくいからです。だからと言って、油断は禁物です! 

女性であっても、プリン体のとり過ぎや多量の飲酒、肥満、過度のストレスなど、尿酸の量が多くなる生活習慣に心当たりがある人は注意が必要です。

とくに、更年期になって女性ホルモンが減少すると、尿酸が体外に排泄されにくくなるため、定期的な検査をおすすめします。

高尿酸血症といっても、痛みなどの自覚症状がないため、検査数値が悪くても放置しがちですが、高血圧や脂質異常症、腎臓病などを合併しやすいため、早めの対処が必須です。

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痛風ってどんな病気

痛風はなぜ男性に多いのか?

痛風はなぜ男性に多いのか

痛風は圧倒的に男性に多い病気です。1992年の東京女子医大の調査では男性が98.5%で女性はわずか1.5%でした。これほど男女差のはっきりした病気も少ないのですが、理由もはっきりしています。痛風の原因である尿酸の血液中の濃度(血清尿酸値)が女性では男性より低いからです。

これは女性ホルモンに腎臓からの尿酸の排泄を促す働きがあるからで、閉経後に女性ホルモンの分泌が減ると尿酸値は少し上昇します。腎臓から尿酸を出し入れする蛋白質(トランスポーターと呼ばれます)の発現に女性ホルモンが影響していると報告されています。従って、女性でも女性ホルモンが低下すると、この影響は小さくなります。つまり50歳を越えると男女の尿酸値の差は小さくなります。